直違橋の京町家完成見学会を開催

町家の活用 2022.07.14

2022年7月2日、弊社の主催により「直違(スジカイ)橋(バシ)の京町家完成見学会」を開催致しました。本物件はかつて呉服業を営んでいた大型の町家ですが、近年では、この大きな主屋は生活の場として使われることがなく、ご家族で過ごされていた離れも孫の成長に伴い手狭になってきて、「主屋で家族そろって現代的で快適な生活をしたい」というご家族の強いご要望で、大型の町家では珍しい現代的要素を積極的に取り入れた居宅とする改修工事を9ヶ月にわたって実施しました。設計・監理は西田一級建築士事務所、施工は町家工法に熟達した(株)木村工務店です。改修工事には京都市の「指定京町家改修補助金」と「まちの匠の知恵を生かした京都型耐震・防火リフォーム支援補助金」を利用させていただきました。

見学会当日は2部制をとり、合計27名の方にご参加頂きました。主な参加者は町家に関わる建築士、宅建業者の方、隣の龍谷大学深草町家キャンパスの方等でしたが、弊社のすすめにより大型町家を所有され、改修に関心のあるオーナー様3組にもご参加いただきました。

当日、西田建築士は体調不良の為欠席でしたが、(株)木村工務店の棟梁(社長)と弊社社主の岡本が来場者へ改修に至る経緯や工事内容の説明を行いました。

弊社もコンサルの立場で関わらせていただき、北側の龍大町家キャンパスと連担した家並が実現し、弊社が実現に力を入れている「伏見町家」がまた1軒再生したことに感謝し、喜んでいる次第です。

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