老人ホームのお部屋ってどんなもの?

高齢者相談 2022.04.17

今回は老人ホームへのご入居を検討される際に、老人ホームのお部屋についてお伝えしていきます。

わりと老人ホームのお部屋って人によってイメージが違うのではないかと思い

京都市内ほとんどの老人ホームを実際に訪問し、お部屋を見ている私だからこそ老人ホームのお部屋ってこんなものだよという事をみなさんにお伝えできればと思っております。

もちろん老人ホームも様々ありますので、住んでおられる地域によっては今回お伝えする内容と違う場合もあるかも知れませんが、あくまで京都で私が見てきた施設の現状をお伝えしていきます。

また老人ホームってそもそも何?といった事に関しては、過去に記事をいくつか掲載しておりますので、下記にてリンク貼り付けしておきますので、併せてご参考ください。

なおここでいう老人ホームとは、全ての老人ホームではなく、有料老人ホーム及びサ高住についての内容を記載しております。

部屋の広さについて

では、まずはお部屋の広さについてです。

お部屋の広さについては、一般的に約18㎡のお部屋であることがほとんどです。

18㎡と聞いてもあまりピンとこないかも知れませんが、お部屋にベッドとテレビ台を置いたとしても、その間を車椅子で通れる幅を確保できる程度の広さになります。

厚生労働省「高齢者向け住まいを選ぶ前に 消費者向けガイドブック」より抜粋 https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/other/dl/other-03.pdf

お部屋の玄関

お部屋の玄関については、一般的な一軒家やマンションなどである手前に引くタイプの扉と違い、車イスでもお部屋に入室できるよう段差などが少ない横に開くタイプ(横開き)の扉になっています。

また施設によっては玄関に下駄箱が設置してある事もございますが、無い場合も多いです。

ビジネスホテルをイメージしていただくと分かりやすいかも知れませんが、お部屋の中では靴を履いてご利用しても構いませんし、気になる方は室内履きを別途用意して室内用と外出用を分けても良いと思います。

その辺りは好みによってご自身で決められると良いと思います。

お部屋の設備

お部屋に初めからついている設備としては、
・照明
・エアコン
・洗面台
・トイレ
・クローゼット
が備え付けられています。

ですのでそれ以外のカーテンやテレビ、テレビ台などはご自身で手配する必要があります。

また意外に思われるかもしれませんが、ベッドに関しては付いていない事も多いです。

というのもご自身の介護度によっては、介護保険を使用してレンタルする事が出来るためです。

もちろん施設の種別によってはベッドをレンタルする場合、介護保険外となる場合もあるのですが、そういった所はベッドは備え付けである事が多いです。

またトイレや洗面台については、車イス状態でも利用可能なように設計がされていて、トイレの便座は蓋が最初からついていない事もございます。

これは車イスを利用している方が、車イスから便座に移り座る時に、なるべく邪魔にならないように取り払われています。その代わりとして背もたれ用のクッションが付いている事があり、逆に蓋がついていないことが快適なんてこともあります。

お部屋の窓について

窓に関してはお部屋の1番奥側についています。

ベランダとつながっている事も多く、足元まであるタイプの窓(掃き出し窓)である事が多いです。

なおベランダがあるからといって、ベランダに洗濯物干しやプランター等を置けるという訳ではなく、あくまで緊急避難用に設置してあるという施設も多いです。

ですのでもし洗濯物等は乾燥機はあまり使用したくないなんて方は外に洗濯ものを干しても良いかは、見学時に確認すべきポイントとなります。

また窓があるからといって窓を全て開く事のできない場合もございます。
落下防止等の安全上の理由から窓が少し(数センチ程度)しか開かないようになっている場合もあるので、そこも併せて確認すべきでしょう。

緊急コールについて

これは老人ホーム特有の設備になるかと思いますが、お部屋に必ず緊急コールがついています。

これはベッド横(想定)に1か所とトイレに1か所の計2か所設置されています。

ベッド横というのは、初めからベッドが付いてないタイプ施設だと、おそらくここにベッドを置くだろうというのを想定して、あらかじめ壁に緊急コールが設置されています。

またトイレ内の緊急コールについては、座ったまま押せるように高い位置に設置してあり、転倒した際にはぶら下がっている紐を引っ張る事によって通報できるようなタイプのものが設置してある事が多いです。

どちらか片方しかないと「いざ!というときに押せない」なんて事になり兼ねませんからね。

おわりに

老人ホームのお部屋について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

なかなか老人ホームのお部屋を見る機会なんて、普段あまりないと思いますので、もし今後老人ホームを検討される際の1つの参考になれば幸いです。

もし何かご質問等ある場合はコメント等でも結構ですので、お気軽にご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

また次回もよろしくお願いします。

ウチシルベ高齢者住宅仲介センター京都
新居(ニイ)

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